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『ロメオとジュリエット』
2002 / 02 / 05 ( Tue )
今日は心待ちにしていたマラーホフの『ロメオとジュリエット』(シュツットガルトバレエ団)の日。定時で慌てて会社を後にして会場である上野の東京文化会館に6時10分過ぎだろうか、到着することができた。今日の開演時間は6時半だったから、ちょっとハラハラドキドキだった。
さて、会場に到着するととりあえずプログラムを購入し、中に入った。席は24列目の29番。思っていたより小さい会場だったおかげか、前列との段差が結構あったおかげか、舞台が見やすい。一応、オペラグラスだけ用意し、鞄を椅子の下に置いた。
開演のアナウンスが流れ、そろそろかと思い、舞台に目をやると、いつのまにやら随分と背の高い(座高の高い?)おばさまが前に座っていらした。それも、背もたれに背を寄せず、姿勢よく座っていらっしゃるから、舞台の右端があまりよく見えなかった。ん~、後ろの人のことも考えて欲しかったかも・・・。
さて、音楽がはじまり、幕が上がると、そこには布をかぶったマラーホフの姿が。・・・拍手がない。
わたしはあまりよくわからないのだけど、こういう時は拍手しないものなの?
それはその後も続いた。まあ、気にせず、バレエを楽しんだ。
それにしても、こう彼らの踊りを見てて思ったのが、みんな関節がやわらかいということ。特に膝。やわらかいというか、使い方がうまいんだろうな(ある意味当たり前)。だから、軽やかに見えるし、ジャンプだって高く飛ぶことができる。以前、ジゼルのビデオを見たときにも思った足首の動きもすごい。床から離れた瞬間というか、はじけるように伸びる足首(甲?)。本当に美しい。
できるできないは別として、とにかく、動きの一つ一つが勉強になる。
日々先生が「他人から見て軸がどこにあるかわかる踊りをしなさい」とおっしゃっているのがよくわかる。軸が取れているから、回転もジャンプも安定していて、見ていて、安心してバレエを楽しむことができるのだと思う。
シュツットガルトバレエ団の踊りを見ててすごいな~~と思ったのはその他にリフトのうまさである。柔らかく、本当に浮いているかのようにジュリエットをリフトする。マラーホフもパリス公役の人もである。リフトなんて自分でやったこともないし、どっちの技術が高いのかはわからないけど、とにかく美しい。リフトというのはこういうものかとじっくり見ることができた。
今回は『ロメオとジュリエット』という悲劇だったので、どんなものよ? と思っていたら、コメディタッチで描かれているところも多く、面白い。つい、笑いがこぼれてしまう。絶妙のタイミングと動きが観客から笑いを誘う。
踊りのシーンが思ったより少なく(バレエなのに)、残念だったけど、とっても面白かった。やっぱり、バレエは面白い。
さてと、次は何を見に行こうか。
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